楽天スーパーSALE中に注文数が急激に増えることで在庫の連動ができなくなり、
売り越しが発生する恐れがあります。
こちらでは、売り越しを防ぐための設定をご紹介します。
- CASE1短時間にたくさん売れる・売り越しを完全に防ぐ場合
- CASE2他モールとの在庫の連動をする場合
CASE1. 短時間にたくさん売れる・売り越しを完全に防ぐ場合
短時間にまとめて売れる商品(瞬間的に沢山売れる商品)は、在庫反映までにかかるタイムラグによる在庫数のズレを防ぐため、SALE期間中は在庫連携を「する」から「しない」に切り替えることを推奨します。
セール中に在庫連携を「しない」にするときの注意点
在庫連携を「しない」にすると、在庫数に変更があっても各モールへ在庫データを送信しません。
各モールそれぞれ在庫を配分し、それぞれのモールで在庫管理を行っていただきます。
在庫連携「しない」でも、在庫数が送信される条件
出品処理を行った場合、在庫数が送信される場合がございます。
CROSS MALLの在庫数をモールへ反映させたくない時は、出品処理を控えていただくようにお願いします。
- 編集対象:連携している各モールにしてセール用商品を検索します。
- 該当商品の左にチェックを入れます。
- 画面下の「一括在庫連携」をクリックします。
- 「しない」を選択して処理開始を行います。
CASE2. 他モールとの在庫の連動をする場合
在庫連携が「する」である場合、通常時と同じように他モールとの在庫の連動ができます。しかし、短時間に複数注文が入ると在庫連携のタイムラグにより売り越しが発生してしまう可能性があります。
欠品になる可能性のある商品を在庫連携「する」のままで出品される方は、事前に「在庫配分パターン」「確保在庫」の機能を利用し、売り越しを防ぐための設定・売り越しても商品を発送できる設定を紹介します。
在庫配分パターン
在庫配分パターンで完全に売り越しを防ぐことができるとは限りません。
在庫配分パターンは売り越しになる可能性を減らす機能になります。
瞬間的に売れてしまった場合、CROSS MALLからの在庫送信が間に合わず、売り越しが発生する恐れもございます。
完全に売り越しを防ぎたい場合は、CASE1. 短時間にたくさん売れる・売り越しを完全に防ぐ場合をご確認ください。
在庫配分パターンを設定すると、 各店舗に配信する在庫数を調整することができます。
例)残り在庫数が1の時に、楽天とYahooが同時に注文が入ると、売り越しになる。
=残り在庫数が1の時には、楽天には在庫数1を反映させるが、Yahooには在庫数0を反映させる。
=注文が同時に入らない。(楽天市場からしか購入できないため。)
1. 在庫配分パターンの設定
- システム設定>在庫配分パターンにて配分パターンの名称とコードを登録します。
- 在庫表を埋めます。(楽天市場を優先的に売りたいので、他のモールを少なく設定します。)
2. 商品情報への登録
- CSV処理>CSV定義にて、プルダウンを「商品情報」にし、「区分」「商品コード」「在庫配分パターンコード」を出力対象に移します。その後、下部の「登録」をクリックします。
- CSV処理>ダウンロードにて、「商品情報」をダウンロードします。
- ダウンロードしたCSVの「在庫配分パターンコード」欄に「1-1」で設定したコードを入力します。
- CSV処理>アップロードにて、プルダウンを「商品情報」にし、作成したCSVをアップロードします。
※処理結果メールをご確認ください。
確保在庫
確保在庫とは、各モールに送信される在庫数からある一定の数を差し引いた数を送信する機能です。確保在庫数が予備在庫数となります。
もし売り越しが起こってしまった場合でも、予備の商品を用意することで商品を発送することができます。
例)残り在庫が100の時に、確保在庫が10と設定していると、各モールへは在庫数を90と送信する。
=10個の在庫は売らずに確保することができるので、売り越した時にここから在庫を割り当て、発送することができる。
- CSV処理>CSV定義にて、プルダウンを「SKU情報」にし、「商品コード」「確保在庫数量」を出力対象に移し、画面下の「登録」をクリックします。
※在庫項目選択肢がある場合は「属性1コード」「属性2コード」も出力対象に必要です。 - CSV処理>ダウンロードにて、プルダウンを「SKU情報」にし、「CSVファイル生成」ボタンをクリックし、ダウンロードします。
- ダウンロードしたCSVの「確保在庫数量」欄に「確保させたい在庫数量」を入力します。
- CSV処理>アップロードにて、プルダウンを「SKU情報」にし、上記3で作成したCSVをアップロードします。
※処理結果メールをご確認ください。